こはくのつみき

えほんのような
とびらをあけると
きらきら
 おさとうのおかし

あざやかな
あまいつみきで
どんなものがたりを
つくる?

さ あ は こ を ひ ら い て

こはくの
  つみきの
ものがたり


目がさめるとボクは
おさとうになっていました。
こまっていると
おさとうのくまさんあらわれました。
「ぼくがもとにもどる
おてつだいをしてあげる。」


くまさんはまほうで
おかしでできたくるまをつくりました。
「これでおかしのおうこくにいくんだ。
さあ、のって。」


カラフルなおしろがみえてきました。
「あれがおうこくのおしろだよ。
おうさまがもとにもどる方法を
しっているんだ。」


おしろにはいると、
うまのおうさまがいました。
おうさまにもどるほうほうをたずねます。
「ふむ、もとにもどるには
月にあるほうせきのおかしを
たべるのだ。」


「じゃあこれにのって
うちゅうにとびだそう。」
くまさんはまほうでおかしのロケットを
つくりました。
「これで月までひとっとびだよ。」


ロケットはあっというまに
うちゅうにうちあがって
まんまるの月がみえてきました。
「あそこにちゃくりくしよう。」


そこにはきらきらひかる
甘いほうせきがありました。
「やったね。これでもどれるよ。」
ボクはちいさなおさとうのほうせきを
口にいれました。


ちいさな甘いほうせきをたべると、
甘さが口いっぱいに
ひろがって
たちまち体はもとに戻りました。
君もひとつ、たべてみない?











               おしまい

次 は き み の も の が た り を き か せ て

こはくのつみき

越乃雪本舗大和屋

1296円(税込)

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